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Artist Interview

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Artist Interview vol.021 UVERworld

Artist Interview vol.021 UVERworld

Artist Interview -SAPPORO LIFE-

■ 1月16日に3rdアルバム「PROGLUTION」がリリースされました。聴かせて頂きましたが、1曲1曲がしっかりとした想いやテーマを持っていて、強いメッセージが込められたアルバムだと思いました。
まずはタイトルを「PROGLUTION」と付けられた理由から聞かせて下さい。

TAKUYA∞:「PROGENITOR(先駆者)」と「REVOLUTION(革命)」を合わせて「革命の先駆者」という意味なんですけど、先駆者的な音楽を作って革命を起こすという、すごく強い意志を込めたタイトルです。

■ 「expod-digital」〜「ENERGY」までの流れですが、それぞれテーマの違う1曲1曲なのに、まるで1曲のように聴けてしまうという、何とも不思議な感覚になりました。
それとサウンドもロックに四つ打ちのリズムが加わっていて、ハウスのテイストも感じられたんですが、このように今回収録した理由を聞かせて下さい。

TAKUYA∞:自分はハウスとかが大好きで、よくクラブに行くんですけど、ビートで曲を繋いで勢いを止めない聴かせ方っていうのに心地良さや楽しさを感じて、ライブとは違う聴き方だけども、勢いを止めずにどんどん次の曲に入っていけるっていうのをアルバムに入れたかった、そこからのアイデアですね。

■ UVERworldの楽曲ではあまり聴いたことのない曲の展開であったり、アプローチが多々盛り込まれていると思うんですが、こういったアイデアはどこから生まれてくるんですか?

TAKUYA∞:さっきも言ったように遊びの中で得ることもあるし、常に新しいものを作って行きたい気持ちっていうか、例えば尾崎豊さんやBOOWYといった今まで自分が憧れてきたアーティストっていうのは、先駆者として新しいものを作り、革命を起こしているんですね。
誰かの二番煎じでは名前は残らないし、面白くもない。そういうことを考えてしまうと、いろんなところでアンテナを張っちゃうんです。だからクラブで音楽を聴いていても、これを何とか自分達のエッセンスとしてアルバムに入れられないかな?って考えるし、そういった意味でいろんなところからアイデアは浮かんできますね。

■ 1曲1曲それぞれテーマを持った楽曲が収録されている今作の統括するテーマを聞かせて下さい。

TAKUYA∞:アルバムのテーマは作らずに、1曲1曲テーマを持たせた強い曲を30曲ぐらい作って、その中から18曲を選んだんですけど、結局1枚にパッケージしたときに統一感は出たと思いましたね。
「Roots」やエコのことを歌った「ENERGY」のような世界的に大きなテーマを歌った曲もあれば、「心が指す場所と口癖 そして君がついて来る」みたいに恋愛の一部分を切り取ったすごく身近な歌だったり、「オトノハ」のようなすごくパーソナルなテーマを歌った曲とか、テーマが広いながらも1枚を通じてUVERworldらしさというのが見えるんですね。

■ 1枚にパッケージにする際の曲順は悩まれませんでしたか?

TAKUYA∞:曲順は意外に悩まなかったんですよ。どの曲を入れるかっていうのはすぐ浮かんだし、ポテンシャルが高い曲は必ずたくさんの曲の中でも浮き上がってくる。自分が歌詞を書いているのでそれぞれの物語を把握している分、この曲の次にはこれを入れたいというのが明確にあったので。曲順よりも18曲を並べて聴いたときの曲間にすごくこだわりましたね。
例えば「浮世CROSSING」と「病的希求日記」の間は、0.5秒ぐらい短くしようっていう感じでここにはものすごく時間をかけました。

■ そういったこだわりが、最後まですんなりと聴けてしまう要因だったりするんでしょうね。

TAKUYA∞:そうですね。あんまりそこまで細かく聴いている人は少ないとは思うんですけど、そういうことにこだわる事をなくしちゃいけないと思うんですね。

■ 今作の制作時のエピソードを聞かせて下さい。

TAKUYA∞:「Roots」なんですけど、カラオケ状態のオケを彰が持ってきたんです、1分半ぐらいのを。それを聴いていた時に降ってきたというか、同時にメロディーも出てきたんですよ。サビに行く瞬間もこのコードに行ってくれと思ってたら、彰はそのコードに行っていたし、アイツとは相性がいいんですよね。
過去にも彰との共作っていうのはたくさんあるんですけど、ホントに強い曲が多いんですよ。
歌詞を作るときも普通はめちゃくちゃな文法の日本語で付けていくんですけど、この曲は最初から今の歌い出しで、とりあえず出していった日本語がガンガン歯車が合っていって、自分でもこれからの可能性を感じたというか、出来上がったときに「俺、こんな曲が欲しかった」って思えたし、自分たちに希望をくれた曲でもある、そういった意味でこれからのルーツになっていくんだろうなと思って、タイトルも「Roots」にしたんですよ。

■ 今作はメッセージ色が強くながらも歌詞が重くないというか、「ENERGY」だと"モンスター2トン超爆音 アメ車で(eco life...)"のように皮肉っぽく書かれています。歌詞を意識した点を教えて下さい。

TAKUYA∞:自分に響くっていうのが一番のテーマだったりするんですけど、「ENERGY」の場合はメンバー車がアメ車なので、こんなのに乗っててすみません、ってことを先に言っているんですけど(笑)。
まぁ、エコの歌っていまさらって気もするんですけど、自分たちがしっかりとエコが出来ているのかというと、ゴミの分別だったり、エアコンをまめに消すとか、車だとアイドリングをしないとか、ホントに常識的なことしか出来ていない。これこそ向き合わないといけないテーマだなと思って書いたんですけど、直球で「エコしましょう」って歌を俺は聴きたくないし、それは言うまでもないから、ちょっと変化球というか、違った角度からのUVERworldのエコソングが「ENERGY」なんですね。
結果、自分でも面白いなというか、響く曲になりましたね。
そこが自分が歌詞を作るにおいての一番のポイントですね。

■ 今作に収録されている曲のテーマの一つでもある「エコ」ですが、あと何年か後には水素で走る車が出てきて、その水素はゴミから作られるからゴミは燃やすことがなくなるので二酸化炭素が減るといったニュースを以前テレビで見たんですが、一見地球のためにやっているかのように思えるんですけど、なぜか人間にメリットがあることを「エコ」と言っているような気がしたんです。

TAKUYA∞:まさにそういうのは「エゴ」ですよね。俺も「ENERGY」を書くときに「エコ」について調べて、これは極論なんですけど、日本の車が全てエコカーになっても何も変わらないらしいんですよ。そういったことを知ってガッカリしたんですよね。割り箸だってリサイクル出来る箸に変わってしまうと、中国の割り箸を作っている人達が失業してしまって、そういった人達が億単位で出てくるらしいんですよ。そういうことを考えると、もう取り返しのつかないところまで来てしまっていると気付いてしまったんです。
だけど気付いたからといって諦める訳にもいかない。これは世界的な問題だと思うんですよ。どんなことがあっても国と国というのはいがみ合っていますけど、同じ問題を抱えることによって一つになれるチャンスだなと思うんですよね。

■ 個人的な解釈ですが、今作は「Roots」から「オトノハ」までが本編で「to the wolrd」は次のステージを暗示しているようなものに聞こえたんですが。

TAKUYA∞:おっしゃる通りです。自分の中でも「オトノハ」がこのアルバムの最後の曲で、「to the world」は次のアルバムの1曲目って言ってもいいぐらい、この曲を持って僕達は革命に向かってもう歩いているんです。
「Timeless」と「BUGRIGHT」を作り終えたときって全てを出し切って、正直息切れしていたんですけど、今回の「PROGLUTION」では同じように出し切ったんですけど、もっと作りたいっていう欲をかきたててくれたアルバムというか、最後の曲を描き終える時には、次のアルバムに向けての曲を作り始めていたし、ホント刺激をくれたアルバムですね。

■ 今作に限ったことではないのですが、例えば「病的希求日記」だったり、「妙策号外ORCHESTRA」など、UVERworldの曲のタイトルは特徴的だと思います。こういったタイトルはどういったことから付けられているんでしょうか?

TAKUYA∞:基本的にタイトルは歌詞が出来上がってから付けるんですよ。それこそ辞書をパラパラめくっていい単語を見つけて付けるみたいに、カッコいいタイトルを付けるのって単純で簡単なんですよ。それじゃ面白くないし、何かひっかかりがあるというか、とっかかりがある名前にしたいって思っているんです。
やっぱり自分の子供みたいな感じがするし、曲のことをバカにされたらメチャクチャ腹が立つし、だから曲のタイトルもしっかり考えてやりたいんですよね。

■ 以前にリリースされたシングル「SHAMROCK」ではTAKUYA∞さんではないようなダミ声のラップをやられていたり、今回は「expod-digital」でヒューマンビートボックスをやられていますが、これらは昔からやられていたことなんですか?それとも、今回初めてやられたことなんですか?

TAKUYA∞:これはインディーズ時代からやってることなんですよね。当時、ヒューマンビートボックスは存在自体知らなくて、これは誰もやってないだろうと思っていたら結構やってる人がいてガッカリしたんですけど(笑)。ダミ声も前からやっていて、始めた理由は特にないんですけど、曲が呼ぶっていうのはあります。曲がそういう感じで歌って欲しがっているというか、意図してやったり、頭で考えてやるというよりも、流れでやりたくなるんですよね。ダミ声で歌いたくなるんです。

■ 3月からは全国ツアーが始まりますが、意気込みを聞かせて下さい。

TAKUYA∞:この「PROGLUTION」のは熱いメッセージを込めたので、それをしっかり生で伝えたいなっていうのがありますけど、今回のライブはお客さんとの温度差を縮めたライブにしたいなと思っているんですよ。よく他のアーティストさんのライブに行くんですけど、毎回と言ってもいいぐらい、やって欲しい曲をやってくれないんですよね。ライブは最高なんだけど、それが非常に残念に思えてしまって、だから自分たちのライブではなるべくみんながやって欲しいな、聴きたいなと思う曲をやってあげたいなと思っているんです。なかなか難しいと思うんですよ。アーティストがやりたい曲とファンが聴きたい曲の違いっていう温度差はどのバンドでも絶対あることだから、たくさんの人が納得できる満足してもらえるライブにしたいと思っています。

■ ボクも同じ思いをしたことがあります。2年前に行ったライブでやって欲しい曲をやってもらえなくて、ライブ自体は最高で楽しかったんだけども、何か心残りというか。

TAKUYA∞:残りますよね、そういうのはずっと。やっぱり聴きたいんですよね。

■ 行く側にとっても違う意味で心に残ってしまうので、出来ることなら聴けるものを聴けて満足というか、お腹いっぱいな状態の気持ちを思い出としてずっと持っていたいですよね。

TAKUYA∞:そうですよね。お腹いっぱいにさせない方がいいっていう人もいるんですよ。でも満足させてまた新しいものを作ったら来てくれるから、その時はお腹いっぱいにさせてもいいと思うんですよね。

■ TAKUYA∞さんの札幌での思い出を聞かせて下さい。

TAKUYA∞:札幌ではないんですが、前回学園祭で帯広に行ったときに、鈴木宗男さんに会えた奇跡がありました。俺、雑誌のインタビューで言うぐらい、宗男さんが大好きなんですよ(笑)。

■ (笑)。最後にこのインタビューを見られる方々にメッセージをお願いします。

TAKUYA∞:今回のライブでは「PROGLUTION」以外の前作の曲もやろうと思っています。
俺は一人のアーティストのたった1回のライブで人生を変えられた人間で、やっぱりリアルなものは一番強いだと思っています。何かを変えられるようなライブにしたいと思っているので、是非UVERworldのCDを聴いてもらって、ライブに遊びに来てもらいたいですね。

Artist Interview -SAPPORO LIFE-

New release information

Artist Interview -SAPPORO LIFE-
All These Things / UVERworld

UVERworld / PROGLUTION (ALBUM)
初回生産限定盤 SRCL-6693〜SRCL-6694 / 3,500yen(tax in)
通常盤 SRCL-6695 / 3,059yen(tax in)
2008.01.16 on sale

UVERworldが3rdアルバム「PROGLUTION」をリリース。
2ndアルバム「BUGRIGHT」で自らに素直に生き抜くことを声高に訴えた彼ら。今作にはシングル「endscape」「シャカビーチ〜Laka Laka La〜」「浮世CROSSING」を含め、自分たちの「核」に起こる変化、革命の予感、そして強い意思が集約された全18曲を収録。
2007年夏からライブで披露していた話題作「Roots」を収録されています。
初回生産限定盤のDVDには「ゼロの答」「endscape」「シャカビーチ〜Laka Laka La〜」「浮世CROSSING」のミュージックビデオとメイキングが収録。さらに隠しトラックも収録されています。

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