SAPPORO LIFE DESIGN[サッポロライフデザイン]

札幌の音楽「ミュージック」情報やエンターテイメント情報、店舗を紹介するサッポロオンラインマガジン -SAPPORO LIFE[サッポロライフ]-

トップページ » エンターテインメントトップ » アーティストインタビュー » OKI DUB AINU BAND

Artist Interview

BACK TO ENTERTAINMANT TOP

Artist Interview vol.025 OKI DUB AINU BAND[オキ ダブ アイヌ バンド]

Artist Interview vol.025 OKI DUB AINU BAND

Artist Interview -SAPPORO LIFE-

Q : 先日アメリカ ワシントン ケネディーセンターにて行われたフェスティバルに参加しておりましたね。 OKI DUB AINU BAND & MAREWREWの他にも日本を代表する様々な分野のアーティストが参加しておりましたが、 アメリカでのOKI DUB AINU BAND & MAREWREWのLIVEは如何で したか?

OKI: ケネディセンターはアメリカ唯一の国立劇場。巨大な建物です。センター主催の「ジャパン・ハイパーカルチャー」のスポンサーは巨大投資会社モーガン・アンド・スタンレー。他にパチンコ屋メイホーというのもありました。ハイパーってちょっと抵抗ある言い方なんですが夏木マリから草間弥生、書道からロボットアシモ君まで、日本じゃ絶対ありえないラインアップです。 という意味ではお得ですが、伝統からロボットまでというコンセプトはダサいと思いました。公共施設の企画物にはよくあちがちなノリでした。スタッフもお役人さんです。決められた時間に会場に行ってやるだけだったので、ヨーロッパのフェスのように自分の出番が終わったら即お目当てのアーティストのショーを見に行ったりする楽しみはありませんでした。 6時の開演だというのに4時から5時までスタッフが全員休みを取るという前代未聞の仕切り具合。なんでもユニオンの決まりだそうです。こんなことでいいんですかね?それで仕事がばっちりプロフェッショナルならいいんですが、あとでビデオチェックしたら歌い手4人組のマレウレウの一人だけ照明があった当たってない(苦笑)。 総予算6億とも言われるイベントなんですけどね。この様子はインターネットで見れます。
http://www.kennedy-center.org/programs/millennium/artist_detail.cfm?artist_id=OKIDUBAINU#

Q: OKI&MAREWREWの音楽についてお聞きいたします。アイヌ民族の即興と反復を主としたリズム、伝承歌は神秘的でアフリカ の民族音楽に通じる物があると感じました。自身のGROOVEにアイヌ民族の音楽要素を取り入れる時に気をつけていることや心掛けている事はありますか?

OKI: トンコリの伝統リズム「レタッチリ・ハウ」はアフリカっぽい。熱帯雨林のピグミーやマリの砂漠の音まで聞こえてくる。 こういう風にトンコリを解釈してる自分がトンコリを弾くわけで、それをみんなに聞いてもらってる。 トンコリのリズムでジャマイカのナイヤビンギのリズムと同じものもある。そんなトンコリの聴き方をするとオーディエンスとつながれる。みんなと同じ音楽聴いてるわけだから、共通の話題がある。今のフランスやスペインとかは音楽の混ざり具合がすごくでナイジェリア、モロッコ、にフラメンコが混ざってレゲエもやるバンドとかあたりまえにヒットチャートに。トンコリも歌も混ざりながら進化する。トンコリも電化してあるし。アフリカのアーティストも標準装備です。電気マイクを仕込むんだけどタイヤのチューブとかで装着されてたりして。原始的で笑えます。そこが納得のポイントでもあるんだけど。

Q: 今後のOKI&MAREWREWの楽曲制作、活動についてお話下さい。

OKI: これからツアーが始まり、後は夏のフェス。今年の夏はヨーロッパに行かず北海道の夏を楽しみます。

Q: 今日のような時代の流れにより、音楽だけではなく、映像、写真などのアートへの価値観も変化してきていると感じます。 便利になった分アートを楽しむ上で大切な部分を失っているような気がします。データ化が進む現在の音楽、写真、映像etcアートシーンに付いてどのようにお考えですか?

OKI: やっぱりレコードの音が良いです。それにジャケから取り出しターンテーブルに乗せて針を置くところが儀式的で良いです。 ということは、レコード屋に行くことは巡礼です。最近は、寺院(レコード屋)が少なくなってきた。CDはたまにゴミに見えてくると きがある。ありがたくない。今足らないのはそこじゃないか?どんなにメディアが変わってもトンコリとかはまだまだ発展できる可能 性がある。何しろ人力なので、そこは変わりようが無い。コンピューターよりトンコリのほうが歴史が長い。

Q: 現在FM AIR-Gにて、毎週木曜25:30〜よりラジオ番組『OKI インカラ チャシ』をオンエアしておりますね。 こちらのインカラ チャシは、アイヌ語で「眺望する砦」という意味だそうですが、これにはどのような意味を込めてつけられましたか?

OKI: 言い易いかな、覚え易いかなと思って。音も格好良いし。実際に、北海道の国道12号線沿いにあるカムイコタンの深い渓谷を見上げるとそこにサマイクル・インカラ・チャシがあります。 サマイクルとは、アイヌ伝説に出てくる人文神で、北海道や樺太に住む人間の文化を拓いたとされている。

Q: 毎回オンエアされる番組では、okiさんが世界各地で影響をうけた様々な音楽がセレクトされておりますね。ラジオ局では掛かった事のない曲ばかりだとお聞きしますが、選曲する際心掛けている事はどのような点ですか?

OKI: 大体、同業者の音楽です。ジャンルで言うとワールドミュージック。このジャンルはかなり面白いです。マリの砂漠からきたティナリウェンは砂漠のブルースとよばれ注目度大です。でも、そういう面白さがあまり伝わっていないようなので、番組を通して紹介しています。ジャマイカの70年代、クラシックレゲエ講座もあります。

Q: THE NORTH FACEの企画にて、プロスノーボーダーGoro Komatsu氏に楽曲を提供されておりますが、こちらはどのような経緯で?

OKI: 偶然が重なって、出会いが生まれて曲の行き場が決まった。イースト・オブ・国後(OKI DUB AINU BANDの楽曲)は択捉島と国後島あたりの激しい気候などを感じる曲なので、曲のストイックさと命を張るボードの感覚が合致したんだと思います。

Q: 今後映像を使用した作品、コラボレーションなどはお考えですか?

OKI:今の所未定です。先月ですが、切り絵で世界に勝負している福井りさの切り絵によるアニメーション 「垂乳根」が発表されたんですが、音楽を担当しました。

Q: 今回のjapan tourにてお聞きいたします。関西は1945a.k.aKURANAKA氏、関東はCALM氏と面白いツアーになりそうですね。 今回のツアーの見所は?

OKI: チャント・ダウン・バビロン(今ツアーのタイトル)は音でバビロンをへこますという意味。バビロンは神の怒りに触れ滅ぼされた旧約聖書に出てくる都市。現代の富める者は富み、待たらざる者は持たずというシステムをバビロンシステムといいます。バビロンはレゲエの基礎用語です。ベースは湘南レゲエダンスホールバンド、「ストーンドロッカーズ」のヒロ。ドラムはもはや説明無用のグルーブメイカー沼澤尚。トンコリは浦河町出身の居壁太。ミックスエンジニアはリトルテンポ、ドライ・アンド・へヴィなどを手がける内田直之。それに関西方面はZETTAI-MU、KURANAKAによるヘビーマナー。東京ではCALMさんがバンドで出演してくれます。北海道ツアーではアイヌの輪唱などに取り組むマレウレウが参加、ベースはヒロにかわり札幌のNo.1Bassist瀬尾高志。北海道は阿寒湖というディープなところからスタート、東京、札幌からも駆けつけるという情報も入っている。帯広では地元のエミシ・プロジェクト。
最終目的地札幌ではTHA BLUE HERBのDJ DYEのDJが迎えてくれる。

Q: 最後にサイトをご覧になっている読者へメッセージを!

OKI:今湘南の茅ヶ崎であすから始まるツアーに備えDAY OFF。インタビューを書きながら過ごしている。
様々な土地の体験を北海道まで持っていくので楽しみにしていて下さい。

Artist Interview -SAPPORO LIFE-

Release Information

Artist Interview -SAPPORO LIFE-
OKI DUB AINU BAND / OKI DUB AINU BAND (ALBUM)
OKI DUB AINU BAND / OKI DUB AINU BAND (ALBUM)
CKR-0112 \2,940(tax in)
Release 2006/12/3

〜世界で喝采を浴びるアイヌのトンコリ・ダブマスターOKI率いるダブアイヌバンド〜 樺太アイヌの伝統弦楽器『トンコリ』を現代に復活させたOKI率いる日本/アイヌ発のプログレッシブ・ルーツ・バンド『DUB AINU BAND』。いにしえの楽器トンコリを大胆にもオール電化し、ベースとドラムで強靭補強したヘヴィなライブサウンドに、アイヌに歌い継がれるウポポ(歌)の伝統曲や踊り、アフログルーヴ,レゲエ、ロック、ミニマルサウンド等が入り混じった唯一無二の越境サウンド。これまでに主に海外フェスでライブ実績を重ね熱狂的に迎えられたサウンドが、06年12月3日のアルバム「OKI DUB AINU BAND」のリリースを機に遂に日本上陸。

Artist Interview -SAPPORO LIFE-

Live Information

Artist Interview -SAPPORO LIFE-
OKI DUB AINU BAND Chant Down Babylon Tour w/ Marewrew

5/9(金)阿寒湖 オンネチセ(阿寒湖アイヌコタン内)
open22:30 / start23:00 料金2,000yen(予約/当日共に)INFO:0154-67-2457 (担当:デボの店)
5/10(土) 帯広 日新の丘かぐや
open18:00 / start19:00 料金 ADV 2,500yen/Door 3,000yen/高校生以下 1,500yen(ADV/Door共に)
INFO:090-6214-4612(十勝実行委員会 みのうら)
5/11(日) 札幌 JASMACPLAZA ザナドゥ
open18:00 / start19:00 料金 ADV 3,000yen/DOOR 3,500yen *Drink Fee Charged@Door
INFO:011-261-5569(SMASH EAST)

Artist Interview -SAPPORO LIFE-
Artist Interview -SAPPORO LIFE-
Artist Interview -SAPPORO LIFE-
BACK NUMBER
PAGE TOP